TATSUO'S ROOM

高校野球も終わり、そしてオリンピックも終わり、
秋風がもうすぐそこにやって来るように感じられる程、淋しい気もします。
皆さん沢山のコメント、ありがとうございました。
「願いの向こうに・・・」が皆さんに受け入れて頂いて
本当に嬉しく思っています。というのも、
今までの放送ではドラムやその他の楽器で盛り上げていた
サビの部分が使用されて、高校球児たちの迫真の映像に
なんとか付いていけていたという思いがあり、
今回皆さんお気付きかと思いますが、ピアノとストリングス、
シンバルが鳴っているだけのバックの演奏で、
果たして映像をぶち壊しはしないかと心配だったんです。実際、
アカペラに近い薄いバックだけでお聴かせするのは勇気がいりました。
でも私には一つだけ勇気を奮い立たせてくれるものがありました。
それは、今回「願いの向こうに・・・」の題名を考えて下さった方で
ABC朝日放送高校野球中継チーフデレクターでもある方から、
まず詩だけをメールでお渡しした時に帰ってきた返事が・・・

『西浦さん!すごい歌詞です!感動しました!
曲を聴く前に、感動するのもなんですが、素晴らしいです。
やはり、西浦さんに作ってもらって良かったと思っています。
西浦さんの、優しさ、思いやりがたくさん詰まった歌詞ですね。
聞くのを楽しみにしていますので、そして歌詞をよく読んで、
曲をたくさん聴いて、めいっぱい西浦さんの世界に入り込んで、
歌の題名が浮かんでくるまで、没頭します。
僕なりに題名考えてみます。素晴らしい歌詞を傷つけないよう。
がんばりますので、よろしくお願いします。』

という内容だったんです。題名は、一緒に高校野球の歌を創る
という思いで始めから考えて頂く予定でした。
このメールが僕にとってただ一つの救いでした。
勇気をもって「願いの向こうに・・・」を送り出すことが出来ました。
僕は何時も、高校野球中継の最終日打ち上げに参加させて頂いて
そこで、その年のエンディングテーマを歌わせて頂くのですが、
今年はいつにも増してこみ上げて来るものがありました。
信じられないかもしれませんが、参加者は全員と言っていいぐらい
毎年この打ち上げで必ず泣いてしまいます。
僕もその一人で、チーフデレクターさんの締めの言葉に
「みんなにありがとう・・・」という言葉が出た時には
思わず涙を流してしまいました。何故泣くのか、自分でも解りません。
悲しいからでないことは確かです。僕は、それが高校球児たちの
涙の色に近いものであると一人密かに信じているのですが、
きっと今年の決勝戦をご覧になった皆さんも、
同じ色の涙を流されていたんではないでしょうか・・・。
    
同じ色の涙を流す友へ、心より愛を込めて・・・。 2004/9/4 西浦達雄

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