2007年度の夏、第89回大会高校野球の幕切れに、
あんなシナリオが用意されていたなんて誰が想像出来たでしょう。
もし脚本家がいるとするなら、
高校野球をこよなく愛し、ただひたすら高校野球ファンの心を察し
でも媚びずに、勇気のあるストーリーが書ける作家さんだと思います。

今年も、甲子園に出向かれた方が多いと聞きました。
あの暑い中でも、
球児達と同じ空気を吸うのは格別です。
あの歓声は、あの球場でしか聞けません。
打球音も、プロ野球とは違います。

私達は彼等の何に胸が高鳴るのでしょう。
高校野球という独特の言葉の響きにもあり、
あの球児達の屈託の無い笑顔にもあります。
しかし、一番感じるのは、
プロ野球に無い、
成長を心からひた向きに望む未熟なプレー
高校生にしか見せる事の出来ない野球
完成されたものではなく、
完成という言葉に限りなく近づこうと努力する
若い、誠意のこもったプレーや態度に
胸を打たれるのでしょう。

これまで甲子園球場に御出でになり
ミニライブに暑い中足を止めて聞いて下さった方々に
心からお礼申し上げます。

ありがとうございました。

西浦達雄